こんばんは。
『シャント狭窄・閉塞』について述べさせていただきます。
透析治療では、穿刺前と止血後に聴診器でシャント音の確認をしています。
シャント音は
連続した低い音→正常
高い音・音が途切れる・音が小さい→異常あり
とされています。
シャント音は聴診器がなくても、指で触れるだけで確認する事ができます。
正常なシャント音を覚えておき、シャント音が普段と違ったり、シャントが硬くなったり、痛みを伴う場合にはクリニックまでご連絡下さい。
起床後や食後、運動した後、就寝前にシャント音を確認する習慣をつけていただくと、シャントの異常に気づきやすくなります。
シャントは透析患者さんにとって命綱でもあるので、患者さんと協力して、感染予防に努め、狭窄・閉塞の早期発見ができるようにしていきたいと思います。
臨床工学技士 八木靖章