場所も決まり、いよいよ釣り開始です。
Yは少し前から川釣りをしていただけあって、My釣り竿持参で仕草も様になっていました。
Kも『Yさんは大丈夫そうだ。好きにやって』と言ってました。
問題は私でした。
川釣りの経験はありましたが、私がやっていたのは金魚すくいの延長みたいなもので、リール付きの竿など使ったことがなかったのです。
ここからKの猛烈な指導が始まりました。
釣りとはなんぞやから始まり、竿の持ち方、リールの仕組、投げ方、擬似餌の説明等々。
釣りに行く直前から気付いていましたが、Kは普段と人格が変わっていて、めちゃくちゃ怖かったです。
言われた通りにできないと怒り出すし『短気なんだな』と思いましたが、Kのように一つのことに真剣に打ち込む人って好きなんですよね。
言ってることも理にかなっていたので、逆らわずに従いました。
Kは能書きを垂れるだけあって、投げ方も上手く、手際も良かったです。
それはさておき、2時間くらい経ってるのに誰も釣れません。
投げてはリールを巻いての繰り返し。
でも、不思議と飽きないんですよね。
釣りにハマる人の気持ちが分かった様な気がしました。
『今日はダメかな?』と重い空気が流れた頃に来ましたよ。
私の竿に『グググググッ』とクチボソとは比較にならない引きが。
『きたぁぁぁぁぁぁぁぁ』と叫ぶと、Kが駆け寄ってきて色々とアドバイスをしてきました。
その時は必死だったので、全く耳に入りませんでしたけど。
釣り竿が折れそうなくらいに曲がっていましたが、慎重に糸を手繰り寄せて大きなスズキを釣り上げました。
あまりの嬉しさに『っしゃあぁぁぁぁぁぁ〜』と絶叫しました。
Yにも祝福されて写真をパチリ。
コレがその時の写真です。
↓↓↓
中々立派なサイズですよね。
背びれもトゲトゲしていて『THE魚』って感じでした。
しばらく3人でワイワイ騒いでから、釣りを再開しました。
しかしその後は、魚が食いつくことはなく、ただ時間だけが過ぎていきました。
22時30分頃にKが『そろそろ帰ろうか』と言ってきましたが、私とYは朝までやりたいと思ってました。
それから少し粘りましたが、Kに促されて帰路につきました。
結局、釣れたのは私の一匹だけでしたが、楽しかったです。
行くまでは正直『面倒くさいなーと』思っていたのに、帰る頃には『釣り最高』に変わっていました。
Kさんありがとうございました。
いつか海釣り編も書きます。
さいなら。
詩人 ヤス